2つの「まだ」

目的を見失う=形骸化する。
そんな生活様式で生きていけるのは、人間だけ。
ただし、人間も自然界に内包されているので、
形だけの衛生対策してると、また感染症にやられる。
食うか食われるか、生きるか死ぬか。
人類がサバイバルから解放された日なんて、一日も無い。
刻一刻と変化する社会情勢。
ついこの間の出来事が、あっという間に流れて消えてしまったり、
次から次へと情報が広がって、また流れていく。
あんなに街を席巻したタピオカは息を潜め、
姿を消したマスクはどこでも買える。
新しく始まったことは、
まだやってないの!?
になり、
数週間で、
まだやってるの!?
に変わっていく。
数週間なら長い方で、3日や1週間というスパンかもしれない。
とにかく、流れが急なのだ。
川の流れで言うと、流量も多いし、スピードも相当速い。
あれよあれよと、置いてきぼりか、飲み込まれる。
自分の眼を使って、空気を感じ取って、流れを読む。
ガセネタも、基礎的な知識で見破れる。
温度を敏感に捉えて、生命力を働かせて、
起きている事と、これから起こる事の意味を見通していく。
それも、日に日に変わっていく。
舵取り、進路変更は常に必要だ。
僕は毎日、整体に来てくれる人から、世の中を知る。
空気感を引っ張ってきてくれるのだ。
常にセンサーを働かせながら「まだ」の中から、
不変の真理を打ち抜くこと。
何が消えて、何が残るか。
ウイルスバスターも、来月には違ったものになっているはず。
あ、手洗いは石鹸で十分だそうです。