眠りのマジック
人の体の仕組みの中で、最も未知な領域。
それが睡眠。
なにせ、痕跡が残らない。
何万年も前に、人が何食っていたかとか、何着てたとか、
どんな道具を使っていたかは、わかっている。
しかし、いつ寝て、いつ起きて、どれぐらい寝て、
どんな格好で寝ていたなんて、まるでわからない。
今でもそうだ。
寝ている間に何が起きているのか。
わかっていない事の方が多い。
ただひとつ言えるのは、寝ないと人は死ぬということ。
睡眠が短くても死ぬことはないが、パフォーマンスは相当落ちる。
単純に、体調が悪くなって、思うように体が動かなくなる。
人生の質は睡眠が決めていると言ってもいい。
24時間のうち、3分の1を睡眠に充てられたら、
起きている時間にできる仕事は量もこなせる。
仮に、4分の1の6時間を睡眠に充てるとする。
起きているのは18時間になる。
8時間睡眠をとったときの16時間との差は2時間。
この2時間ぐらい…と考えてしまうので、
現代人はいつもどこかで体の重さを感じている。
3分寝る、5分寝る、10分寝る。
そんなスキマ時間で寝て、スッキリしたことは無いだろうか。
ほんのちょっとだけチャンネルを落とすだけで、体はリフレッシュできる。
たった3分でも、変わるのだから、2時間の差は相当デカい。
しかし、ついつい2時間という時間を、どこかで浪費してしまう。
昔なら無かったものに、時間を取られている。
秋の夜長こそ、早く寝てみる。
睡眠時間を確保する。
休まなければ、また動き出すことができない。
休まってないまま、むくっと起きて、鬱々と身支度をする。
そのループから、抜け出さなくては、体は変わらない。
期間限定で、のっぴきならない事情があるならさておき、
沢山寝ることは、誰にでもできる。
というわけで、お休みなさい!!