生き物の数は正解の数
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昨日は1日仕事を休んで、保育園に通う子どもの親子遠足に行ってきた。
行き先は日本平動物園。
心配した雨は、帰り際には強くなったけれど、ほとんどの時間は小雨で済んだ。
動物園なので、当然の如く、色んな動物がいる。
骨格の標本だけでも、見入ってしまう。
ま、子どもはそんなものはどんどんスルーしていって、
池の鯉にエサをやったり、モルモットやウサギに触る方が楽しいらしい。
動物は、同じ科に属していても、ひとつの種は色や骨格は様々に進化して、今に至っている。
ライオンが猫だとはなかなか思えないし、
サルにしても手のひらに乗るサイズから、オランウータンまで様々だ。
それぞれ、みんな違って、みんないい。
何かの詩にあったな。
環境や生存競争に応じて、生き残るために選んだ戦略。
それが生物の進化。
これまでに絶えてしまった生き物の数は計り知れない。
今生きている生物の数だけ、正解がある。
また、ある場所では正解でも、ある場所では淘汰されて生き残れないかもしれない。
ヒト以外の生物が、1代で環境の変化に適応するのは、相当難しい。
けれども、ヒトなら何とか創意工夫を凝らして、適応する事もできる。
これって、スゴイことじゃないかな。
昭和、平成の時代は、正解に則って日本が動いてきた。
同じ価値観、同じモノサシ、そこから導かれる正解から、外れないようにするのが正解だと。
でも、世界中のあらゆる生き物を見ると、その数だけ正解の数があるように思える。
環境を逆手に取ったり、
強みを生かした一点突破をしたり、
弱点があったから生き残れたり。
正解なんて、無いんだよ。
生き残った者が正解なんだ。
正解は、自分で創るもの。
そんな勝手な事言ってたら、昭和ならぶん殴られてたろうに(笑)
あの藤田田も言っていた。
「勝てば官軍」だって。
水に浮かんで、獲物を待っているワニを見て、そんな事を考えずに居られなかった。