無限ジョグの境地
ムシアツー!
蒸し暑。
止まない雨と、消えない火は無い。
しかし、明けない梅雨というのは、あるのではないか?
そんな気がしてくる。
梅雨明けたら明けたで酷暑なので、それもまたしんどい。
雨が降っても走るし、雨が降った方が走りやすい。
何てったって、ライバルは雨とは比べ物にならないぐらい強いしね。
雨で引き下がる程度じゃ、その時点で勝負にすらならない。
問題は、晴れた日の汗だ。
30分も走れば、背中を伝ってランパンが水没し、
保水し切れなくなったランパンから、汗が脚を伝ってシューズが濡れる。
シューズが濡れるのはいいが、ふやけた足は、感触が悪い。
雨で濡れるのと汗とは、ふやけ方が違うのが厄介なのだ。
この間は、ベスト型のバックパックに、
保冷剤をパンパンに詰めて走ってみた。
汗の出方が変わるんじゃないかと考えたのだ。
30分位までは快適だった。
しかし、外気と体温で溶けた保冷剤は徐々に効かなくなり、
45分ぐらいでただの重りになった。
それはそれで、良い経験になった。
これじゃ練習にならん!
本気でジムに入会しようと(実はまだ考えている)思ったけど、
割と簡単なアプローチで改善する事に気が付いた。
ゆっくり走ればいい!
え?
何?
頑張らない。
はい?
何言ってんの!?
えーと、
タイムは一切気にしない(帰る時間だけ見とく)。
良い感覚で走る。
それを探る。
外さない。
頑張ると外れちゃうから。
頑張っちゃうと、感覚は悪くなる。
感度が落ちる。
力感が出れば出るほど、効率は悪くなる。
良い感覚とは、決して速くはない。
しかし、遅くもない。
遅過ぎると慣性よりも地面の摩擦力が大きくなって、
気持ちの悪い走りになる。
速くもない、遅くもない。
無限に走れる感じのジョグ。
その感覚重視だと、汗のかき方が少ない。
ペース落とすんなら、当り前でしょ。
そう思うなかれ。
体にダメージの無い、疲労の残らない、
毎日どこまででも走れるゾーンに、体を置く事。
それが体の容量を大きくしてくれて、体調が良くなってくる。
ペースと距離に囚われると、疲労の色が濃くなっていく。
春からずっと走りこんできて、ようやくわかった。
良い感覚だと、ペースは勝手に上がっていく。
上がるのは抑えておく。
暑くても、知らないうちに距離が伸びていく。
週に何回か、スピードも上げられるコンディションにもなる。
疲労と暑さにどっぷり浸かり、ようやく先が見えてきた。
遅いよ!!
何年やってんだよ!!
大事なことは、後から気が付く・・・
8月も沢山走れそうだ。