無補給と補給
デイリートレーニングは、出来る限り無補給で行う。
理由は、エネルギー代謝機構を構築するため。
無い所からひねり出す力とでも言おうか。
もうひとつ、自分がどの程度まで無補給で走ることが出来るかを、
体感的に知っておく必要があるから。
補給は、レースでは少ない方がいい。
無補給で行けるなら、それに越したことはない。
トレーニングでエネルギー切れでぶっ潰れるという経験をしておけば、
レースでは安全なラインを守って走ることができる。
どうなったら自分が危なくなるのかは、経験して知っておくべきだ。
だから、基本的にトレーニングは無補給で行けるギリギリを探る。
しかし、最近のロングラン(とはいえ25kmなのでミドルランか)では、
ポケットにエナジージェルを忍ばしておくことが多い。
終わってみれば、無補給、無給水で走ってしまうことの方が圧倒的に多い。
エナジージェルは、お守りのようなものだ。
この暑い時期に、無補給で走ることにこだわって、
25kmのペース走をきつくなって15kmでやめてしまうよりも、
ジェル1個でつないで、25kmカバーできた方がトレーニングとしては効果がある。
ジェル1個のカロリーなんて、微々たるもので、
消費カロリーで言えば数キロももたないのだけれど、
脳を騙すことによって、かなり息を吹き返すことができる。
従来のエナジージェルは、水が無いと飲みにくくて、
べたついて美味しくなかったけれど、
試しに箱買いした安っすいやつは、調子が良い。
サラリとして、飲みやすい。
味も良い。
ドロドロしていないので、水分を摂ったような感覚にもなる。
駄菓子屋でありそうな、ジュースの味。
20kmぐらいなら、暑くたって無補給無給水で行ける。
そこから先は、何か持った方が、無事に帰って来れる。
飲むタイミングは、体が必要だと感じた時。
結構追い込まれてる時。
間違っても、飲まないと不安になった時じゃない。
モヒートのジェル、また買おう。