情報の裏を取る

今朝は静岡市へ出張。
実は昨日もだったけど…連チャンもある♪
朝は交通情報聴くために、FMラジオに周波数を合わせてある。
そこで、今回のコロナによる自粛警察や、風評被害のテーマにして、
どこかの誰かが解説をしていた。
途中から聴いたので誰が話していたかわからない。
TVや新聞、ネットニュースでコロナ報道が広がる程に見えたのは、
僕ら日本人は、戦争していた頃と、何も変わっていなかったということ。
SNS、LINEを通じて広がる、デマ、ガセネタ。
情報の出所がわからない、怪しいものを、事実と誤認して拡散する。
同じ構図は、戦時中もあったし、東日本大震災の時だってあった。
明らかに質の悪い情報、裏取りの無い情報を、そのまま鵜呑みにする。
10人中、8人がそうするのだ。
書き出しから怪しいのに、その背景を読み取れない。
ヤバいなと感じるのは、
文字の羅列を、その通りにしか受け取れないということ。
書いてある文章が、どんな事を意味するのか、イメージする事ができない。
字面から頭の中で状況を組み立てて、整合性をつける。
すると、
え?それって、おかしくない?
という事が出てきたり、
ここはどうなっているのかな?
という疑問が出てくるのが正常な読解力。
ツッコミどころ満載のガセネタを、鵜呑みにする人が後を絶たない。
驚く事に、TVや新聞社、著名人でさえ、平気でこれを拡散する。
行政だってこれをやってる。
今回、ウイルスそのものの被害を受けたケースよりも、
人と人同士が影響し合って受けた損害、被害のケースの方は計り知れない。
整合性のつかないガセネタ、裏取りの無い情報を鵜呑みにしてしまうのは、
学校教育のせいだろう。
言われた事は正しい、与えられた事は正しい。
この原則に立たないと、教育は成り立たない。
学校の成績が良かった人ほど、整合性のない情報を見抜く事が苦手なようだ。
今朝のラジオでなるほどと思ったのは、
「人は意表を突かれると、なるほどと思ってしまう習性がある」ということだ。
確かに、自分の常識の範囲外のこと、
知識の外側のこと、
理解できないコト、モノに関しては、
え!?
そうなの!?
と思うしかない。
それ以上考えられなくなってしまう。
これを洗脳と呼ぶ。
処理しきれない情報、意表を突かれた情報を与えられたとき、
人は「そのままシェア」してしまう。
誰でも情報を発信できて、拡散できる時代に、
基礎的な学力、背景を読み取る読解力が、
何よりも生き抜くカギになっている。
このところの違和感、モヤモヤを、一通りまとめてみた。