多少粗くてもいいから、速く

もう6月も終わる、1年も半分が終わる。
年の初めに立てた目標、到達点の進捗状況はどうだろうか?
達成できたものもあれば、進んではいるがペースが鈍いものもある。
手応えがあるもの、今ひとつなもの、焦り焦りするもの、色々ある。
コツコツ進めつつも、見えてきたポイントを修正し続ける。
この繰り返ししか、行きたい場所にたどり着けない。
日本人は完璧を求める。
仕事も完璧に越したことは無い。
完璧とは素晴らしいものだ。
しかし、完璧なものでなければいけないという、幻想にも憑りつかれている。
完璧の幻想は、ギスギスした空気感を生み出す。
どんなに究極な仕事でも、完璧などあり得ない。
その時点での満点でも、その中には必ずどこか改善、改良できるポイントがある。
完成形を目指して、進化はあれど、そこに終わりは無い。
だから、モノもサービスも良くなり続けるし、新しいモノも生まれる。
何でも、最初に出来たものは粗い。
粗いものを、段々改良を重ねて仕上げていく。
この時に一番大事なのは、スピードだ。
失敗を重ねるスピードと、改良を重ねるスピードの両方が要る。
時間は限られているので、その中でどれだけの回数打たれたかが、
完成度の高さに比例してくる。
この日本における学校教育の中で、
日本人は「正解」を出すことを強いられ続けてきた。
同時に、間違えることを極度に嫌うようになった。
だから、正解を出せるまで行動できず、
間違えることを恐れて、現状維持に甘んじる体質が染みついてきた。
盛大に間違えて、どんどん方向修正したらいいのに、
上手くやろうとするばかりに、上手くいかない。
失敗の数だけネタになる。
失敗の数だけ財産になる。
粗削りでいいから、どんどん駄作を出せばいい。
人生は、時間との戦いである。
この間、患者さんと「命とは時間だ」というテーマで盛り上がってしまった。
今年の後半戦は、もっと攻めていこう。
ホームページ作りかけでごめんなさい。