入れるモノより入れないモノを決める

普段、施術をしていると、患者さんから様々なことを教えて頂きます。
そのひとつが、食べ物や健康食品(?)に関することです。
「○○を毎日飲んでいるんですけど、どうでしょうか?」
みたいな話です。
どうでしょうかって…どうでしょうかってこちらが聞きたい(笑)
それ、毎日飲んでどうですか?
と聞いてみて、芳しい答えが返ってきたことは、一度も無い。
それでいて、値段は毎月ウン万円もかかっている。
健康食品、サプリメントばっかり口にして、
大概は食生活が成り立っていない(食べ過ぎ、不足も含めて)。
これを飲めば、食べたら、カラダが動くようになる。
そんな淡い期待を抱いて、
良さそうだと思ったものには次々手を出していく。
これは製品を作って売っている側の、戦略である。
いわば、イメージ戦略である。
良さそうなイメージを与えることで、
何が入っているのかわからない物体を売る。
また、何でもないタンパク質を分解したアミノ酸を、
「筋肉成分」などという新しい言葉を作って買わせようとする。
ハッキリ言おう。
筋肉成分なんていう成分は、存在しない。
筋肉成分という名前をつけているだけ。
アミノ酸を飲むと、いかにも筋肉がつきそうなCMも流れている。
アミノ酸自体には、筋肉をつける作用は無い。
ただ飲んでも、ウ〇コになって出てくるか、
腎臓や肝臓に負担をかけるだけです。
飲んで筋肉がつくなら、みんながボディービルダーだし、
飲んで筋肉がついてしまう物質なんて危険性の方が大きい。
そもそもが、飲むことでカラダが動くようになる健康食品なんて、存在しない。
つまり、夢物語のファンタジーなわけです。
カラダの中に入れると元気になっちゃうのは、最近話題の白いお薬くらいです。
「毎月何万円もわけのわからない健康食品にお金を使う位なら、
地元の畑で採れる野菜を沢山入れたお味噌汁と、1杯のご飯と、
近くの魚屋さんで新鮮な魚を買って食べて下さい。
ここは山も近いし、海も近い。こんなに恵まれた土地は珍しいです。
この土地で採れたものを食べれば、便秘だって良くなります。
そのだるいカラダも、スッキリします。
健康食品は一切やめて、
騙されたと思って、1週間続けてください。
僕の言った食事をして、もし調子が悪くなったら電話をください」
こんな話をすることも、しばしばです。
怪しい情報ばかりで、カラダに関することはおかしなものが多い。
「これを食べると健康に…」に飛びつく位なら、
「これは食べない」と決めた方がずっとカラダにはいいでしょう。
地元のものを大事にして、地元のものを口にする。
それだけで、栄養は十分です。
おかしなものは、やめるだけで調子が良くなるかもね。
某企業から削除命令が出たら、今日のこの内容は真実ということで。
今日はここまで。
しっかり説明して施術する整体院
からだ工房らくだ
