何のために

もう何年もランニングを続けて、体力の維持向上に努めている。
年間を通じてレースにも出る。
これは健康のためだ。
世間一般には、体は酷使するとダメになってしまうという固定観念があるように感じる。
そう口にする人もいるし、世代による教育もあるように思う。
しかし、実際には人間の体は、適応が追い付くペースで負荷を与えていく程に機能が上がっていく。
機能の開発の余地は相当あって、やり込んでもやり込んでも底や天井が見えない。
恐ろしい程の伸び代がある。
ベストタイムを更新したり、最高成績を残すというのは、最高のコンディションでなければ成し遂げることはできない。
繰り返しのハードワークで身を削るというのは全くの勘違いで、身も心も軽く最高の健康状態である時に良い成績を残すことができる。
レースでより良い成績を残そうとトレーニングに励むことは、より良い自分であり続けようという姿勢と取り組みの積み重ねに他ならない。
短期的にはレースのためであり、長期的に見れば生涯のためだ。
自分の人生のために体を鍛えておく。
健康であることは、毎日を楽しく過ごす大前提である。
人によって楽しみや喜びは違うが、体が心地よく動き調子が良いことで自由が生まれ、好きなことをしたり移動の幅も確保される。
体力があるに越したことはない。
あればあるほど良い。
開業から11年目になった。
「体が変われば人生が変わる」
と看板に掲げて小さな整体はスタートした。
最初から今日まで、その考えと方向性は少しも変わらず揺らいでいない。
体を変えるにはどうしたらいいのか。
そのアプローチを見つけ、また考え、試行錯誤の上に結果につなげていく。
トレーニングも整体施術も、プロセスや考え方は全く同じ。
この体をどう扱い、どう育て、どう管理していくのか。
それがあなたの人生の課題であり、僕の仕事の楽しみであるわけです。