レース無しオフ無し
もう何年も続けて、富士登山競走と富士登山駅伝に出ていた自分は、
例年4月から7月の過ごし方にかなり神経を尖らせていた。
登りのトレーニングに特化し、
体の浮腫みを減らし、
心肺機能の強化に取り組み、、、、
それなりに結果は出してきたけれど、かなり穴はあったし、
神経質になるあまり、無駄なトレーニングも多かった。
納得のいくレースは、まだひとつもない。
点数で言えば、58点ぐらいか。
そういったことは、終わってからわかる。
今年のように、レースと距離を置いたからわかる。
遠回りしないとわからない。
遠回りが最短ルートなのだ。
スケジュール通りなら、今週の金曜は富士登山競走だった。
明日は、山中湖周辺で素泊まりするか、
御殿場のマンガ喫茶あたりで夜を明かしていたはずだった。
富士山に今年は1度も登れていないが、もし大会が開催されていたら、
自己ベストのタイム、順位を残せたかもしれない。
そして、例年なら富士登山競走と連戦になる(今年は違う)、
富士登山駅伝(8月第一日曜)も中止が決まっている。
ほぼ1年の半分を費やして準備してきた2つの大会が終わると、
身も心も完全に燃え尽きる。
抜け殻になる。
オフに突入する。
体が腫れる。
ダルイ、重い。
眠い。
暑くて走れん。
8月は何となく走ったり、走らなかったりして、
その流れで9月に入る。
体が全然できていない中で、トラックやら、トレイルやら、ロードやらに出る。
まぁ、程々のタイムしか出るわけがなく…
基礎の出来ていない体は、スピードの刺激やレースは、やればやるだけ酸化が進む。
紆余曲折を経て、
12月の終わりごろになって、ようやくコンディションが出来てくる。
これが、ここ10年の流れ。
たったこれだけの整理をするのに、10年掛かった!
どんだけ鈍いんじゃい。
今年は、廃人にならない(笑)
神経質になる7月ではない。
8月はオフではなく、みっちり走る。
この10年、同じサイクルで来たものを、ガラリと変える。
7月、8月をちゃんとトレーニングできたら、
秋は例年とは違った結果を残せる気がする。
それも当たり前か。
運が良い事に、今年の梅雨はまだ暑くない。
止まない雨は無いと言うが、止まない気がする雨はあるし、
明けない気がする梅雨もある。
今のうちに、走っておこう。
暑さにも強くなるのだ。