リディアードと食べ過ぎ

大晦日の30km走と元日マラソン10kmのセット練習を企てた2016年末。
元日10kmの結果は、おみくじのようなものと考えていた。
結果は大吉。
30km(1:59’30”)10km(33’04”)
スタミナのベースがものを言うことを改めて確認できた。
新年の景気づけになった。
マラソントレーニングは、アーサー・リディアードが提唱した理論でほぼ確立されている。
リディアードの理論は、運動生理学と経験値をベースに実証がなされたものである。
これまでも、これから先も、揺らぐことのない法則のようなものだ。
どんなハウツー本も、リディアードのランニングバイブルを超すことはできない。
もう50年以上も前のものではあるが、最も古く、そして新しいものである。
リディアードが提唱したのは、有酸素能力の開発である。
すべての走競技は、スピードを持続する能力で勝敗が左右される。
スピードを持続する能力の開発こそが、リディアード理論の内容だ。
100m走も中盤以降は、有酸素能力が高い者がスピードを維持することができる。
短距離走こそ、有酸素能力の差が顕著に出るとも言われている。
リディアードの理論は、運動生理学に基づいて検証がなされ、1960年代以降は世界中の競技者に取り入れられるようになった。
あの瀬古さんだって、今世界を席巻するアフリカ系ランナーもリディアード方式だ。
リディアード理論は、人間の基本構造が変わらない限りほぼ完璧な理論である。
ところが、思わぬところに穴があった。
その理論を理解できない人が大勢いるということだ。
読んでも理解できない人ばかりだということを、最近になって知った。
内容自体は、中学生レベルの噛み砕いたものなのに、、、、
方法論を求める人たちには、まるで理解できないものらしい。
この話は今後も生理学的な話のネタになりそうなので、とっておくとして、
2日間にわたるセット練習で気が緩んだこともあって、正月早々食べ過ぎている。
(藤枝の朝ラーメンは、温かいのと冷たいのを両方注文することを「セット」という)
食べ過ぎると、内臓が疲れる。
内臓が疲れると、免疫力が落ちる。
免疫力が落ちると、風邪を引く。
胃腸炎にかかる、ノロウイルスにかかる、インフルエンザにかかる。
そして、咳とくしゃみで、ぎっくり腰になる。。。
1月、2月の出だしが悪いと、3月まで引きずって、1年の4分の1を棒に振る。
正月って、怖いね(笑)
たくさん食べるのは僕も大好き。
でも、必ず空腹の時間を作って食べるように。
今年もよろしくお願いします!
「からだ工房らくだ」