フルマラソン1歳刻みランキング

大井川の図書館に本を返しに立ち寄ったついでに、月刊のランニング雑誌を手に取ってみた。
1975年創刊の「月刊ランナーズ」発行部数は27万部(1カ月)
パラパラっとめくると、最後に付録で「フルマラソン1歳刻みランキング」が付いていた。
そのランキングの存在自体はずいぶん前から知ってはいたけれど、大して興味がなく見たこともなかった。
2016年4月~2017年3月までの全国の大会から記録を集計して、年齢ごとにランキングをつけたものだ。
一昨年、昨年、今年とフルマラソンも走るようになったので、自分の年齢を探してみた。
すると、29歳の64位に今年の静岡マラソンの記録(2時間36分7秒)がランクインしていた。
29歳の1位は川内君の2時間9分11秒、100位は2時間43分19秒だそうだ。
記録集計の対象になった29歳の男性は、5381人。
100位以内に入っているとはいえ、64位とは微妙な順位だ。
2時間30分切りを狙って、後半バテた末の2時間36分という数字は不本意である。
せめて2時間30分を切ってのランクインをしたいところだ。
将来的には、2時間20分切りを狙っている。
ランキングの面白いところは、年齢が上がるにつれて記録が遅くなるかといえば、必ずしもそうではないことだ。
年齢が上なのに、若い世代よりもトップの記録が上というケースは結構ある。
50代で僕より速いランナーだっているのだ。
走るということが、カラダの機能を活性化して保っていく効果があること、
生活習慣を立て直して、積み重ねの日々を送る懸け橋になることを物語っている。
マラソンに一足飛びの成果はあり得ない。
コツコツと地道に実直な積み重ねをしていくしか、自分を変えることはできない。
センス、才能だけでは門前払いなのがマラソンだ。
そうした地道な習慣を通して、カラダもココロも鍛えていくことで生き方が豊かになる。
改めて、人間が試されるのが走ることだなと、ランキングを手に取って感じた。
