データを比較する

連日、コロナパニック報道は続いているようだ。
街中でも、コロナを恐れて、お客さんを遠ざけている店すらある。
面倒な営業の仕方している場所には、わざわざ行きたくない。
コロナパニックは、報道と現実が明らかに乖離している。
火の無い所に煙を立てて、
臭いものには蓋どころか、
存在すら認めないのが今のジャーナリズム。
知りたいのは、事実なんだよ。
それをどう解釈するかは、個人の自由。
現状をいかにリアルに伝えるかがジャーナリストの真髄なのに、
今は意図を盛り、表現によって事実をいかようにも曲げてくる。
魅せ方。
映える。
そんなクソくらえな盛り方がトレンド。
そんなの、リアルを見たら崩壊する。
一瞬の切り取り方、クローズアップによって、
世の中を歪めて見せるのが現代のジャーナリズムだ。
ふと気になって、日本の結核患者の死者数を調べてみた。
冷静に、コロナの報道と比べてみて欲しい。
2018年の結核による死亡数は2204人。
2019年は2088人。
年々減少傾向にあるが、依然として高い死亡率となっている。
結核といえば、BCGとしてかなりの高水準でワクチン接種が行われている。
ワクチンがあるにもかかわらず、年間でこれだけの人が亡くなっている。
2019年の人口罹患率は10万人あたりで11.5
これは前年よりも0.8ポイントの減少。
2019年の結核登録者数は34523人(前年比-2611)
このうち、新規登録者は14460人
治療の成功率は、65.6%
死亡22.4%
失敗0.1%
脱落・中断1.6%、
転出2.4%、
治療中7.5%、
不明0.3%
これを1日の割合に直すと、毎日43人が感染し、6人が亡くなっている。
欧米に比べると、日本の罹患率は高く、中蔓延国になっている。
が、そんなこと、報道されなければ知る余地もない。
世界では2018年に1000万人が新たに結核を発病。
145万人が亡くなっている。
また、結核とHIVの重複感染や薬剤耐性結核の問題もある。
ワクチンできたら大丈夫、薬ができれば安心なわけではない。
コロナウイルスの世界での統計は、
2020年10月29日現在、
累計4400万2003人、
死者数116万7988人となっている。
世界人口76億人からすると、比率としてはかなり小さい。
日本で1年間に亡くなる人の数は、137万6000人。
何が大事かというと、割合である。
人数よりも、割合を計算してみて欲しい。
「コロナの感染拡大」なんてのはおとぎ話で、
感染率がずっと横ばいなのも見えてくる。