カユカユの正体
近頃、カラダが痒い。
頚の周りや、後頭部、脇や腰の周り、皮膚が薄い所が痒くなる。
多いのは、外に出た後と、タオルでカラダを拭いた後。
「汗をかく→シャワー浴びる→カラダを拭く→猛烈に痒い」
みたいな図式で延々と痒さが続く。
心当たりは、先週末に芝生に肌が触れた後に出た蕁麻疹。
最初は痒いなと思っていたけど、次第にデコボコして、一面赤くなった。
これがまた、肌を出していた部分全体に広がった。
芝は触れるとアレルギーを起こすというのは、一般にはあまり認知されていない。
芝はイネ科で背丈は低くても、穂をつける。
芝の穂でもイネ花粉を飛ばすので、立派な花粉症の原因のひとつ。
河川敷などでは芝は雑草と共に混生しているので、色んな雑草のアレルギーも出やすい。
花粉だけでなく、葉に触れただけでも刺激になるので、要注意だ。
先週末の蕁麻疹は一旦治まったものの、その後から異様に痒みが出るようになった。
思い返してみると、芝に触れて蕁麻疹が出たのを発端に、イネ花粉に対する反応が過敏になったようなのだ。
ふと、整体院兼自宅の周りをよく見ると、、、、、イネだらけである。
あっちを見てもイネ!!こっちを見ても、イネ!!!
そして、よく見れば、穂をつけて花粉を飛ばしまくっているではないか。
もはや、見ているだけで痒い。
花粉のついたタオルでカラダを拭けば、花粉を擦り付けているようなもので、痒いのも当たり前だ。
ついこの間田植えをしたと思えば、もう稲穂が付く季節になった。
梅雨なのに雨が降らないとか、今度は何日も連続で雨が振るとか、色んな事が起こっても、色々騒いでも、それもまた過ぎ去っていってしまう。
時間の流れが早いのか、それとも日本の社会の流れが速いのかどうかはわからない。
そんな時に思い浮かぶのは「不易流行」というコトバ。
これは高校時代から、好きなコトバ。
変わらないものと、流行るものの根は同じ。
整体も走るのも、僕はそこを大事にしている。
どれだけ流れが早くても、自分を見失わない眼と、本質を見極める眼、舵取りができるチカラは持っておきたい。
知らぬ間に稲穂がついて、花粉に悩んだことで生き方を振り返るきっかけになる。
花粉も悪くないね(笑)