オイリーライフのきっかけ

主なエネルギー源は、脂（油）から摂る！

そんな生活も早３年。

脂は主食なのです。

 

脂は身体活動に使われるだけでなく、

細胞膜になったり、

ホルモンの材料になったり、

神経伝達に必要だったり、

脳そのものも脂肪の塊だったりするわけで、

 

避けるどころか、スッゲー重要な栄養素。

足りなくなったら、アウト。

だって、人類は脂肪を主な栄養源にして進化してきたのだから。

 

１ｇあたりのカロリーが多いという事は、少ない量で事足りるということ。

それって、利用しない手は無いでしょ？

小銭で１００００円持つより、１万円札持った方が楽じゃん。

脂肪を摂る時に付随してくる炭水化物や、タンパク質で、即時的なエネルギー補給をしたり、

体の構成材料を補うというのが、人間本来の食事。

そういう合理性の元に進化の歴史がある。

現代は、構成が逆転している。

 

脂不足な人って、特徴あるんだよね。

・皮膚の柔軟性がない

・同時に関節可動が制限されている

・関節包や靭帯も硬化している

・ホルモン不足で体調に問題を抱えている（特に女性）

・健康的に思える食事を心がけている（高タンパク、低脂肪）

・それでいて加工食品好き

 

関節が硬化しているので、筋力もないし、持久力も低い。

体型は、かなり痩せ型のパターンと、肥満型と２つのパターンがある。

 

肥満型の場合、体についている脂肪は、全て過剰摂取した糖質が元になっている。

糖は極めて使いやすいエネルギー源ではあるものの、

体に長く貯蔵できないので、余った分は脂肪として蓄えられる。

蓄えはいずれ使う前提で蓄えられるものなのだが、

一度蓄えられたものは、収支がマイナスになる状況にならない限り、永久貯蓄として残る。

 

口から入る脂が、太る原因ではないことに気が付くきっかけのひとつが、これだった。

例えば、アメリカンな肥満の人が、

体についた５０ｋｇの脂肪の分だけ、脂を食べたかといえば、そんな事はない。

意外にみんな、脂（油）って口にしていないのだ。

 

実はそこに落とし穴があって、脂が不足すると、甘いものを欲するようになる。

糖には強い依存性があるので、薬物依存と同じスパイラルにハマる。

糖には覚醒作用もあり、心肺停止状態で薬剤投与した場合、

アドレナリンと似たようなの心臓血管の拡張作用をもつ。

 

ここで大事なのが、炭水化物と糖質は、わけて考える事だ。

炭水化物は、基本構造としては「食物繊維+糖質」の結合体。

糖質は、炭水化物から食物繊維が切り離されたものとして覚えておくといい（例外も一部ある）。

 

糖質は、食物繊維と結びついた炭水化物として摂る事で、

消化と吸収が穏やかになり、依存性や毒性が緩和される。

しかし、人工的な加工や精製を施して、

食物繊維を切り離した「糖」という状態で摂取すると、吸収率が大幅に上がり、

依存性や毒性が強い状態で体内に入る事になる。

 

あれ？脂の話じゃなかったかな？

脂と糖は、切っても切り離せない関係だからいいか。

 

自然界にある糖は、そのほとんどが食物繊維と強固に結合していて、

本来は消化吸収が極めて悪い。

種とか実とか、草とかは、人間もそのままでは食べづらいもの。

食物繊維と結合した糖を、消化吸収できる生き物に食べてもらって、

その生き物を丸ごと食べちゃえば、

糖から貯蔵された脂肪、タンパク質、筋肉中のグリコーゲン（糖）、

ビタミンからミネラルまで全部摂れる！！

 

そうやって進化してきたのが肉食動物で、

そうはいっても狩りが成功する時ばかりじゃないので、

採集もできるようになったのが人間。

 

今日はこの辺で。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

おやすみなさい。