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静岡県焼津市(大井川町)藤枝市の整体院、癒しから骨格調整・骨盤矯正まで、身体の仕組みに沿った見立てと施術「からだ工房らくだ」

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アキレス腱痛とサヨナラ

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体の本質を研究する整体師、元消防士でランナー スポーツ障害のケア、癒しから調整、矯正まで
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もうすっかり忘れていたけれど、数か月前にアキレス腱痛に苦しんだ時期があった。

初めての経験だったし、シャレにならない位痛むので、これがまたいい勉強になった。

 

どんな状態だったかというと、アキレス腱が踵の骨に着いている辺りがまず腫れた。

素人目にも分かる位に腫れた。

触れると痛い。

歩くのも走るのも痛くはないけれど、シューズによって腫れている所が当たると、かなり痛い。

 

想像して欲しい。

見た目は、踵に梅干しが入っているようだった。

(分りにくい?)

 

それも半端な痛みではなかった。

正座の形からつま先だけ曲げて、アキレス腱の辺りにお尻を乗せた時に、踵が痛いのに気が付いた時から始まった。

 

色々と策を取ってみても、全然良くならない。

一時的に良くなったとしても、時にはひどくなることもあった。

この腫れあがったアキレス腱は、一生このままなのだろうか。

そんなことも考えた。

 

アキレス腱が踵の骨に着くところは、繰り返し引っ張られることで、トゲ状の骨ができることもある。

それも疑ってはみた。

 

触ってみたり、動かしてみたところで感じたのは、主に全身の関節にある「滑液包」が、炎症を起こした時に腱や靱帯、滑膜と擦れた時に出る、独特の摩擦音と感触だった。

滑液包は、関節の動きを滑らかにしたり、摩擦を減らす役割がある。

 

アキレス腱には、滑液包が表面と深部と2カ所ある。

腫れているのは、表面側のようだった。

 

表面側が腫れるとしたら、原因はひとつしかない。

外部との摩擦である。

走る時にも腫れている部分にヒールカップが当たらなければ、全く痛くなかったことにも合致する。

そこで、腫れている部分が当たるシューズを履くことを一切やめた。

古くなってヘタレてきたシューズは、新品と交換し、新しいものも踵の当たりが無いものに変えた。

 

それから1週間程すると、何をしても小さくならなかった腫れが徐々に小さくなり、踵に埋め込まれた梅干しのように腫れた滑液包は、全く目立たなくなった。

これで一件落着…とはいかない。

 

問題は、同じシューズを履き続けていたのに、なぜ急に発症したかである。

仮説のひとつ。

走り込みの強度が上がるにつれて、ふくらはぎ等の下腿(膝から下)の筋肉の緊張度が高まり、アキレス腱の張力も増強。

ピンピンに張られたアキレス腱が、普段は当たらないシューズのヒールカップと擦れて滑液包の炎症を引き起こした、というものである。

 

滑液包の働きのひとつは、外部との摩擦を和らげることであるから、体の設計としては見事に役割を果たしているといえる。

喉元過ぎれば何とやらで、すっかり忘れていたアキレス腱痛。

 

身を持って体験することは、またとない勉強になる。

体に起こっていることが、イメージとしてつかめなければ、施術はできないから。

故障は乗り越える程に財産になる…

 

今日も長々と読んで頂き、ありがとうございました!

焼津市・藤枝市の整体院「からだ工房らくだ」

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