やりたくない時の葛藤
もう12月も20日だと言うのに、全くクリスマス感も年末感も無い。
果たしてこれで新年など来るのかと、少し心配な程だ。
あっという間の下旬に、ビックリしている。
静岡いえど、静岡の冬に慣れきった者として、冬は冬なりに寒い。
奇跡的に無風の日もあるにはあるが、ほとんどが暴風が吹く日々。
仕事が終わって、真っ暗な外を見ると、走る気が失せる。
今日は休もうかな、という気分になってくる。
大会までの時間は限られているから、悠長に構えている場合じゃない。
できることをしなければ、本番で痛い目を見る。
でも、そんな時に休んだことは、ここ10年一度も無い。
葛藤のある時こそ、あえて走りに出る。
寒い中でも、どんなに風が強かろうが、走り出せば気持ちもついてくる。
休もうとしている時ほど、体が動くことが多い。
体が温まってくると、休もうとしていた自分が滑稽で笑えてくる。
あぁ、休む理由なんて無かったじゃないかと、そこで気が付く。
走りに出掛けて、1日の中で使い切れなかった体を、隅々まで動かすと、走りに出て良かったと感じる。
たった一瞬の気持ちの隙や、揺らぎに、自分の行動を左右される。
それが、最も怖い、危ない事だ。
だから、走りたくない時こそ、走ることにしている。
休まなければいけない時に無理に走るのとは、一線を画す。
逃げたくなったら、そこでふと冷静になってみる。
一見すると、瞬時にベストな選択をしているつもりでも、易きに流されているだけなこともある。
ささ、年賀状書こう。