まだ乳酸のことを疲労物質って言ってるの?
ある会員制のフィットネスクラブに、奥さんが体験に行ってきました。
無料の体験のチケットをもらったそうで、遊びに行ってきたそうです。
率直な感想は「全然物足りない」とのこと。
なんでもそのクラブでは、心拍数の計測をしながらトレーニングをするそうで、
心拍数が一定より上がらないように指導されるらしいのです。
心臓血管系に負荷がかかることで、全身の循環が促されるのに、
心拍数を上げさせないって…それは残念ながらトレーニングではありません。
更に「筋肉を疲労させてはいけない、筋肉痛になってはいけない」のだそうです。
なんか変です。
だったらTVの前で寝そべってお菓子食べてるのと変わりません。
更には「乳酸は疲労物質なので、筋肉に乳酸を溜めないようにトレーニングします」
だそうです。
でたー!!
乳酸=疲労物質
っていうガラパゴス的生理学。
このご時世において、乳酸を疲労物質だと言っている時点でその知識は死んでいます。
乳酸を疲労物質と言っているインストラクター、治療家はその時点でアウトです。
信頼できません。
乳酸=疲労物質
という考え方は、40年位前は最新だったかもしれませんが、
今はもう…口に出しているのが恥ずかしい程時代遅れとなっています。
ところが、全国的に膨大な会員数を誇り、
人気?のあるクラブでさえそんなことを言っているありさまです。
それっぽいテキトーなことを並べ立てて、ホイホイつかまる会員が後を絶ちません。
そりゃ、いかんね。
よくよく話を聞くと、ちゃんちゃらおかしいですよ。
乳酸に関しては、疲労物質ではなく、糖を分解する途中でできるエネルギー源です。
フルマラソンの後半では、多くのランナーが糖を使い切ってしまうため、乳酸も作られなくなり、ゴール後の血中の乳酸の濃度は低くなります。
一方、フルマラソンの後半で血中乳酸濃度が高い選手は、それだけ糖が体内に残っていて余力を残しており、疲労度が少ないことになります。
一気に乳酸が溜まる運動をしても、
1時間もすれば血中の乳酸の濃度は運動前に戻ります。
「筋肉に乳酸が溜まって疲れている」なんていうのは、相当な勘違いです。
運動と言えないような運動を勧められて入会するなら、
寝ながらにして全身の筋肉と関節を動かして代謝を起こす整体の方が、
身体にはいいです。
こんなことがあるから、日々の発信は続けないといけません。
本物であること。
これを大事に整体しています。
ビジネスのニオイの強いフィットネスは、怖いね~!!
女性のみなさんお気をつけくださいね!
しっかり説明して施術する整体院
からだ工房らくだ