まだやれてない事

今年やる事は、山ほどある。
今月やる事も、沢山ある。
ほとんどの仕事は、粛々と進めていけばいい。
仕事に、出来るか出来ないか、なんてのは、無いと思っている。
行きたい所を決めて、そこに到達するための準備を、
日々着々と積み重ねれば、飯は食っていける。
仕事には、やるか、やらないかしかない。
走ることには、もっと高い水準を課している。
やれるか、やれないか。
そこに緊張感と集中力をもって挑む。
人生には、そうして別人格になる瞬間というのが必要だ。
命懸けて、マジになった者にしか、見えない景色、味わえない世界がある。
昨年の今頃、
フルマラソンのために、ステップとして、
ハーフマラソンでタイムを出したいと考えていた。
ハーフマラソンでタイムを出すには、
単独で16000mのPRを3’30”ペースで刻むのが最低限必要。
結果、学生時代のハーフマラソンのタイム(1:13’12”)を、
9年ぶりに更新(1:10’03”)した。
この時には、体調や感覚が上手い事噛み合って、
よくわからんが走れたというのが、正直なところだ。
もう1回やれと言われても、できる気がしない。
唯一、これが良かったなというのは、
ゆっくり走る事しか頭に無かったという事だ。
みなさんには、どんどん先に行ってもらって、
落ち着いて坦々と刻もうというプラン。
上げない、落とさない、頑張らない。
意識的にペースを落とそうとすると、
無駄な力みというつっかえが取れて、
逆にペースが上がるという発見もした。
落ちるのと、落とそうとするのは、全然違うので注意。
昨年は16000m(400m×40)で、
「行ける気がする」という、フワフワした何かをつかんだ。
そして、レース本番でも、余裕が生まれてベストが出た。
だから、16000mは、僕の中ではとってもキーな練習。
正直、ペースは速くない。
距離も長くもない。
でも、吹きさらしの河川敷で、一人でやるのは、結構きつい。
その16000mを、今年はまだ1度もできていない。
3’20”を切って8000mや、10000mならやったが、
その先になるとハードルが上がる。
やるしかないのだ。
集中力を高めて、やり切るのだ。
では、またね。